ガイド

高尾山薬王院の参拝ガイド

高尾山の中腹にある開山1200年以上の薬王院。行き方、毎日行われる御護摩とその受け方、天狗、予約制の精進料理、境内の見どころをまとめます。

執筆 Tama Travel Guide情報確認日: 6 出典

要点

歩く距離
ケーブルカー山上の駅から徒歩約20分
営業
御護摩は毎日 9:30、11:00、12:30、14:00、15:30
目次
  1. 薬王院の概要
  2. 行き方
  3. 見どころ
  4. 御護摩
  5. 精進料理
  6. お守り・授与品
  7. 実用メモ

薬王院は、高尾山を訪れる人の多くが山頂へ向かう途中に通る寺院です。1号路をケーブルカー山上の駅から歩いて約20分です。お堂や天狗に加え、時間が合えば毎日数回大本堂で行われる御護摩も見どころです。

薬王院の概要

公式サイトより:

  • 正式名称: 高尾山薬王院有喜寺。
  • 開山: 744年、聖武天皇の勅令により行基菩薩が開山。
  • 宗派: 真言宗智山派の大本山。成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに三大本山として知られます。
  • 御本尊: 飯縄大権現。不動明王の化身とされます。1370年代に中興されて以来の本尊です。
  • 修験道: 高尾山は古くから山伏が修行する修験道の山です。今も琵琶滝と蛇滝で滝行の道場を開いています。

薬王院は、高尾山がミシュランの初の日本版旅行ガイドで富士山とともに三つ星に選ばれたことにも触れています。

行き方

朝の光に包まれた1号路の浄心門。薬王院の境内への入口となる木の門。
Takaosan fukujuso, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

公式サイトに載っている所要時間:

出発地ルート所要時間
1号路の登山口1号路を歩いて登る約70分
ケーブルカー(高尾山駅)1号路約20分
リフト(山上駅)1号路約30分
薬王院→山頂1号路約20分

途中でたこ杉と浄心門を通ります。門の先で、108段の石段の男坂とゆるやかな坂の女坂に分かれ、薬王院の手前で合流します。登山道は登山コースの比較へ、東京からの行き方は新宿からの日帰りへ。

見どころ

薬王院の境内で岩の上に立つ、翼を持つ2体の天狗の銅像。
Guilhem Vellut from Annecy, France, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
  • 天狗。 薬王院は、天狗を飯縄大権現に仕える随身で、開運や魔除けのご利益をもたらす存在としています。大天狗は赤い顔に高い鼻で、団扇を持った姿。**小天狗(烏天狗)**は青い顔にカラスのようなくちばしで、剣を構えた姿です。
  • 大本堂。 御護摩はここで行われます。
  • 飯縄権現堂(御本社)。 薬王院は、社殿全体を彩色彫刻で飾った華麗な社殿と紹介しています。
  • 大師堂、山門(四天王門)、仏舎利塔。 薬王院が紅葉の名所に挙げている場所です。仏舎利塔の周辺は登山道から少し外れるので静かだとしています。高尾山の紅葉もどうぞ。

御護摩

御護摩は真言密教の修法です。御本尊の前で導師が護摩木に火をつけ、その炎に祈りを託します。大本堂で毎日行われています。

毎日の時間(公式サイトより):

時間
早朝勤行5:30(4月15日〜10月31日)/6:00(11月1日〜4月14日)
午前9:30、11:00
午後12:30、14:00、15:30

ご祈祷を受ける流れ(公式サイトより):

  1. 御護摩受付所で、願いごと(家内安全、交通安全など)を書いて「申込伝票」に記入します。
  2. 御護摩料を納め、お札の引換券とお供物を受け取ります。
  3. 時間の15分ほど前に大本堂へ入ります。
  4. 僧侶とともに御護摩を受け、引換券を渡します。
  5. 御護摩札を受け取って持ち帰ります。

このページには御護摩料が書かれていません。

その日の御護摩の受付が終わったかどうかは、公式サイトのトップページで分かります。

精進料理

薬王院では、肉や魚を使わず旬の野菜を生かした精進料理を出しています。事前予約が必要です。

内容(公式サイトより)
献立高尾膳 4,400円〜、天狗膳 3,300円〜(税込。季節で献立が変わる)
予約電話(042-661-1115、9:00〜16:00)かFAXで、希望日の2日前まで
人数2名から。団体は要相談
時間11:00〜14:00の間
席すべて和室のテーブル席
子ども子供膳あり
アレルギー予約時に相談
予約不可12月中旬〜2月上旬と、山内行事の日など

日本語での電話予約は、海外からの旅行者には難しいかもしれません。

お守り・授与品

お守りは一年中授与しています。公式サイトには、もみじ札、交通安全守、良縁成就守、合格祈願守、腰痛平癒・健脚祈願守などが載っています。天狗うちわは元旦から節分(2月3日)までの限定で、1体1,000円、金の天狗うちわは2,500円です。

実用メモ

  • マナー: 高尾山は行楽地であると同時に、信仰の寺院です。お堂の近くでは静かにし、撮影禁止の表示に従いましょう。
  • 行事の日: 高尾登山電鉄の年間行事表には、薬王院の節分会(2月3日)、火渡り祭(3月第2日曜)、10月の秋季大祭が載っています。正確な日は薬王院の行事予定で確認し、混雑を覚悟しましょう。
  • ケーブルカーの時間: 下りの終発は月によって17:15〜18:30(ビアマウント期間中はもっと遅い)です。ケーブルカーのガイドへ。

料金や営業時間は変わります。お出かけ前に公式サイトをご確認ください。

旅の手配

出典(確認日 2026年10月17日)